Janoska Ensemble

右からフランティシェク・ヤーノシュカ(ピアノ)、ローマン・ヤーノシュカ(ヴァイオリン)、オンドレイ・ヤーノシュカ(ヴァイオリン)、ユリウス・ダルファス(コントラバス)

ヤーノシュカ・アンサンブルは、ブラチスラヴァ出身で現在ウィーン在住のヤーノシュカ兄弟(オンドレイ、ローマン、フランティシェク)そして義理の兄弟のユリウス・ダルファスによって結成されたグループです。

スロヴァキア共和国の首都ブラチスラヴァは、1000年の長きに渡ってハンガリー王国の支配下にあったため、ハンガリー系の姓も多いようで、このヤーノシュカという名もハンガリー由来となります。また、義兄弟のコントラバスのダルファスはオーストリア出身ですが、ハンガリー系です。

そうした背景もあってか、メンバーはハンガリーの人気グループ「ラカトシュ・アンサンブル」でも演奏していたほか、ウィーンのアンサンブル、「ザ・フィルハーモニックス」でも活躍していました。

ピアノ担当のフランティシェクは、国際リスト・コンクールで優勝経験のあるピアニストで、アレンジを担当しています。クラシック作品などに様々な音楽ジャンルの要素を加え、面白い音楽に仕上げています。

私が彼らの活動を知ったのは、ゲオルク・ブラインシュミットというオーストリアのベーシストのライブに行った時でした。

ブラインシュミットはヴァイオリンのローマンとピアノのフランティシェクと共にBreins Cafeというプロジェクトを行なっているのですが、Breins Cafeとムノツィルブラスに所属するトランペットのトーマス・ガンシュが出るライブに行き、そこで彼らの演奏に圧倒されたのを覚えています。

もう心から音楽を楽しんでますよね!

オーストリアと聞けば、モーツァルトやシュトラウス、ウィーンフィルなどクラシックのことを想像する方も多いと思いますが、このような音楽もものすごく盛んです。以前ご紹介したバルトロメイ・ビットマンもその1つです。

3月15日からあるプロジェクトでオーストリアに行きますが、20日にグラーツであるバルトロメイ・ビットマンのライブ、24日にキッツエーであるヤーノシュカアンサンブルのライブにも行く予定なので、またレポートします!

BartolomeyBittmann

バルトロメイ・ビットマンと読みます。

今イチオシのストリングスデュオ。オーストリア出身のチェリスト、マティアス・バルトロメイとバイオリニスト、クレメンス・ビットマンが奏でるグルーブは一度聴いたら病み付きになります。

3年前、ウィーンに住んでいた時に、暇な時間ができたのでフラっと友達と行ったPorgy & Bessというジャズクラブで、偶然この2人の演奏を聴きました。

全身で奏でる、変拍子満載の疾走感溢れる、ジャズともロックともなんともジャンルをつけられない彼らの音楽に釘付けになりました。

2人のことをサクッと紹介します。

Matthias Bartolomey – マティアス・バルトロメイ

オーストリアのウィーン出身。7歳よりウィーン・フィルの首席チェロ奏者であったお父さんにチェロを習い始めます。ザルツブルグでクレメンス・ハーゲンに師事した後、ウィーン室内管弦楽団やザルツブルグ・モーツァルテウム大学などでソリストをつとめ、ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フィル・ハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団、ヨーロッパ管弦楽団、マーラー室内管弦楽団のメンバーとして活躍します。そして2010年からはアーノンクール率いるウィーン・コンツェントゥス・ムジクスにソロ・チェリストとして参加しています。私の大好きなベーシスト、Georg Breinschmidのプロジェクトにも参加しています。Breinschmid氏についてはまたご紹介します!

Klemens Bittmann – クレメンス・ビットマン

オーストリアのグラーツ出身。グラーツの音楽芸術大学でクラシックを学ぶとともに、パリのディディエ・ロックウッドの音楽院でジャズを学びます。フランスから帰国後、BeefolkやFolkmilchというプロジェクトを開始し、ソロアーティストとしても実績を積んできました。Folksmilch、なかなかコミカルな感じです!オーストリアの面白系金管アンサンブル、Mnozil Brassのようなテイストです。Mnozilはよく来日しているのでご存知の方も多いと思いますが、これもまたご紹介します。

3月は以前お知らせした、Underwater Projectの制作のために2週間強オーストリアに滞在します。その時に、グラーツでのBartolomeyBittmannのコンサートも観に行きますので、またその様子もレポートします。

オーストリアはクラシックミュージシャンだけじゃなくて、本当に魅力的なアーティストがたくさんいます。オーストリアに旅行に行く際には是非、クラシックだけでなく、このような音楽も楽しんで行ってください!